都住研ニュース

第26号 ●京都の住まい・まちづくり拝見!

ここでは、京都の住まい・まちづくりに関するユニークな、新しい取り組みを紹介します。

リ・ストック住宅

今回は、都住研の事務局長である西村さんに八清(ハチセ)の「リ・ストック住宅」を紹介いただきました。
 「リ・ストック住宅」(商標登録済み)とは、築20年以上の住宅やマンションに、大改造を施して生命の息吹を吹き込み、現代の生活にもマッチする住まいへとアレンジ、より快適に、そしてより価値ある住まいに生まれ変わった住宅の総称です。建築リサイクル法が施行(平成14年)され、京都議定書も発効(平成17年)され、より環境に配慮した住まいづくりが求められる中、循環型社会の構築の一手法になることをめざして、この「リ・ストック住宅」は生まれました。
 住まいの中で屋根や外壁、開口部を交換もしくは補修を加えることを基本とし、改修の程度に応じて2年、5年、10年の保証期間を着けて引き渡します。オプションとして耐震性能の補強、防犯対策の強化、バリアフリー等住まいの内部にきめ細かな配慮を加えることもしています。
 写真は、上京区鏡石町の京町家の再生です。京都の住文化を今に伝える京町家を現代生活にあうように再生し、リ・ストック住宅として再び息を吹き返しました。

外観  吹き抜け  見学者

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