都住研ニュース

第26号 ●「京都こだわり住宅」プロジェクト、開始します!

 現在、京都市内では多数の住宅が新規に供給されていますが、多くの住宅において、「京都らしさ」という個性を見いだすことが難しいのが現状と思われます。そして、価格競争とともに住宅の質の低下を招く恐れも生じています。そこで、都住研では京都らしい住まいを供給し、かつ地域産業の振興を図ることを目的に、「京都こだわり住宅」プロジェクトを発足しました。

◆「京都こだわり住宅」でめざすもの

 京都の住まいを京都の材料・人で作り、供給することで、京都の地場産業の振興、担い手の育成、そしてそこから良質なまちづくりにつながることを目指します。また事業者や職人のネットワークを構築することで、持続的な取組、そして新しいビジネスモデルの構築を目指し、「住まい方」「ライフスタイル」に関する発信もあわせて行うことで、地域産業の振興と住まい手を重視した「住まいの京都ブランド」の構築を目指し、京都における循環型経済を構築するモデルを形成します。
 加えて、住まい・まちづくりに関する事業者やNPO等で連携することで、より効率・効果的な住宅供給を行い、魅力的なまちづくりに資することを目指し、ネットワークを形成するための取組を展開します。
 現在、建材(木材、瓦、紙、畳、土、石など)に関する現状のリサーチ、取り組みに関する情報の収集を行っています。情報を集め、お話しを伺いながら、こだわり住宅づくりのネットワークを広げています。

調査フロー
京都の瓦の現状は? ●定例会ダイジェスト ●京都の住まい・まちづくり拝見! ●運営委員のリレーエッセイ

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