都住研ニュース

第35号 ●京都の住まい・まちづくり拝見!

ここでは、京都の住まい・まちづくりに関するユニークな、新しい取り組みを紹介します。

アジアンテイスト満載のウィークリーマンション!

 近年、マンスリーマンションの需要が多様化しています。これに伴い、マンスリーマンションの供給サイドも多様な選択肢や付加価値の付与を行いつつあります。契約期間を1週間からと短めに設定したり、滞在者の満足度を高めるために設備や内装に「こだわった」ものを提供するものも、出てきています。
 今回ご紹介する、(株)長栄が提供する「アジアンマンスリー」も、その一つです。堀川三条に立地するこのマンションは、従来は65坪のテナントビルでしたが、2年半前にマンスリーマンションとしてコンバージョンされました。3、4階部分をコンセプトを「バリ」に設定、「癒し」の空間を提供する部屋づくりが展開されています。バリのヴィラを連想させる、木の温もりとセピア調で統一された家具が備えられ、インテリアもバリから仕入れています。「京都シティの中心地で味わえるリゾート気分」を打ち出し、都会的なリフレッシュルームとしてフィットネスルームやシアタールームを備えています。このマンションの利用者層は、約8割がビジネス利用だそうですが、特に関東方面からの中・長期滞在観光客が近年目立つようになり、中には執筆のための空間として利用する方もおられるそうです。この企画・マネージメントをされた松本さん(マンスリーマンション受付センター所長)は、サーフィンを趣味とする大のバリ好き。「従来にないマンスリーマンションの空間で、満足行く滞在時間を過ごして欲しいと思います」と話されます。ユニークな空間が、更なる多様な利用方法を誘引する、そのような可能性を感じる物件でした。

所在地:京都市中京区堀川三条下ル下八文字町692
間取り:1R
料 金:1Week〜 1日/4,000円〜※別途クリーニング代

部屋の様子1

部屋の様子2

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