都住研ニュース
第25号 ●運営委員のリレーエッセイ
吉田光一(株式会社フラット・エージェンシー 代表取締役)
横浜より大きな夢実現のため、京都紫野の地に移転してまいりました。昭和49年1月24日の寒風のなか、リュック一つで下宿探しをしたことが今でも鮮明に思い浮かびます。
京都に来る若者に「少しでも安く快適な住居を」と、その年の8月に暗中模索になんとか開業することができました。この職業を選んだ理由は、勉強もそっちのけで世界を飛び歩いた経験によるものです。軌道に乗るまでは早朝と深夜のバイトに明け暮れていましたが、大勢の方々のご支援・ご協力のおかげによりまして本年創業30周年を迎えることができました。当時を振り返り、ヨーロッパ各都市の町並みを支える国民(市民)の美意識に深く感動していました。
最近「不動産業」という名称から「まちづくり産業」という職業分類をよく使用しています。企画提案の良し悪しで町並みや景観の操作が自在となる、この仕事の地域に与える影響力の大きさに驚かされます。
私は今、歴史と文化漂う「北大路堀川界隈」の町並み保存に少しでもお役に立てばとの思いで楽しく仕事をしています。
堀越秀郎(株式会社嵯峨野不動産 代表取締役)
今回、「株式会社ハチセ」の西村社長様のご紹介で入会させていただきました株式会社嵯峨野不動産の堀越秀郎です。
私も不動産業界に入り、はや30数年が過ぎようとしています。土地・住宅の仲介から始まり、宅地開発・分譲住宅とこの業界で携わってまいりました。時間が経つのは早いものです。
これからは、都市居住推進研究会の一員として少しでもお役にたてるように努力してまいります。会員みなさまのご指導の程、宜しくお願い申し上げます。感謝。