都住研ニュース

第64号 ●2020年度も「地域の空き家等の利活用等に関するモデル事業」に採択されました!

 2018年度から採択されている「地域の空き家・空き地等の利活用等に関するモデル事業」(国土交通省)ですが、今年度も採択されました。
 引き続き、京都市都心部に数多く存在する、再建不可の路地空間に着目し、子育て支援空間としての整備・土地利用の更新について、事業モデル構築に向けて進めます。
 昨年度は、下京区の事業対象地における検討と並行して、再建不可の路地の敷地を集約して開発適地として子育て支援環境を整備する手続きを検討しました。
 また、「路地奥も様々な手法で開発が可能だ」と検証し、様々な事例を集めた冊子を作成し、セミナーを開催しました。
 路地奥の開発や土地利用の更新は、地域のルールを熟知し、きめ細かい関係者との調整と一定の時間を要します。そして、このような事業は大手には敬遠されます。
 つまり地域に密着した事業者だからこそ可能であり、新しいビジネスモデルにつながる可能性を示し、そして京都のまちの魅力の向上にも寄与します。
 今年度は、これまで検討した事業モデルのブラッシュアップとともに、下京区のモデル事業を実際に着手する予定です。どうぞご注目ください。


(左)路地奥の敷地を子育て支援住宅に導くフロー図
(右上左)昨年度発行した路地開発の事例を紹介する冊子 (右上右)検討の様子 (右下)下京区の路地開発イメージ

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