都住研ニュース
第57号 ●第23期総会を開催しました
2016年11月16日、都住研の第23期総会を開催いたしました。22期では、都住研発足時の大きなテーマである「路地」に再度着目して活動を展開。この20年で路地を取り巻く環境が変化してきている中、路地を「京都のまちづくりの重要な資産」という観点で見直し、研究を重ね、提言書を作成して門川京都市長に提出しました。
定例会では提言書の報告に加え、京都市の路地政策の最新情報と今後の展開を共有した後、多様な立場から、京都の路地を取り巻くまちづくりについて意見交換を行いました。都市部にこれだけ多くの路地が存在しているところは珍しく、それ故に多様な営みを受け入れることが可能となっているとともに、大きな可能性を持っていることを確認しました。さらに民間事業者としてこれらの資産を継承しつつ活かす展開が今後の事業につながることを確認しました。
第22期事業報告(自27年9月1日 至28年8月31日) | |
定例会(セミナー)の開催 | ■第61回(11月24日) 「お披露目します、都住研開発!路地診断シートと路地21選」 講 演:多様な京都の路地、未来に向けて更新された路地 講 師:魚谷 繁礼氏(魚谷繁礼建築研究所代表) パネルディスカッション 高田 光雄 氏(京都大学大学院工学研究科 教授) 西村 孝平 氏((株)八清 代表取締役) 文山 達昭 氏(京都市都市計画局まち再生・創造推進室密集市街地・細街路対策課長) |
調査活動 | ■平成の京町家コンソーシアム会員 ■NPO京都マンション管理評価機構会員 |
運営委員会 | ■毎月定例で開催(第4土曜日) ※ただし今期は小委員会と兼ねて不定期に開催 |
ニュースの発行 | ■56号(12月) ■同情報を紙媒体に加えホームページでの発信 提言及び添付資料をホームページで発信 |
その他 | ■都住研研修ツアーの催行(福岡 11月14・15日 参加13名) ■都住研研修ツアーの催行(香港・広州 8月5〜7日 参加9名) ■佛教大学スクーリング受け入れ(8月10日) ■小委員会にて京都の細街路に関する研究(合計18回開催) 提言「路地を発信・再生・継承する 〜選べる路地のまちづくり」の作成(9月7日に京都市門川市長に提出) |
第22期会計報告(自27年9月1日 至28年8月31日) | |||
収入の部 | 支出の部 | ||
前年度繰越金 | 1,701,763 | 会議費 | 3,066 |
年会費(82口) | 820,000 | 通信費 | 212,022 |
例会参加費 | 4,500 | 印刷製本費 | 74,318 |
研修受入(佛教大学) | 30,000 | 諸謝金 | 35,000 |
旅費徴収費 | 1,362,000 | 消耗品 | 596 |
調査費 | 310,400 | 事務費 | 606,480 |
利息(2月2日) | 177 | 旅費交通費 | 1,418,929 |
利息(8月20日) | 10 | 接待交際費 | 15,692 |
委託費 | 321,296 | ||
雑費 | 30.216 | ||
次年度繰越金 | 1,511,235 | ||
合計 | 4,228,850 | 合計 | 4,228,850 |
都住研 第5次提言について
20周年記念事業として取り組み、まとめた提言「路地を発信・再生・継承する 〜選べる路地のまちづくり」は、2016年9月7日、京都市の門川市長に提出しました。今後、一層路地政策の進展を期待するとともに、都住研でも民間事業者としての展開を検討したいと思います。
※提言の詳細は、「都住研提言 路地を発信・再生・継承する〜選べる路地のまちづくり」をご覧ください。