都住研ニュース

第30号 ●京都の住まい・まちづくり拝見!

ここでは、京都の住まい・まちづくりに関するユニークな、新しい取り組みを紹介します。

地産地消と永住にこだわった住宅

モデル住宅  今回は、(株)ハチセさんが3ヶ月限定で公開されているモデル住宅を拝見しました。
 北区紫野南花ノ坊町の閑静な住宅地の中に、煉瓦と漆喰調のシャープな住宅。このモデル住宅は「地産地消」と「永住」にこだわった、新しいコンセプトで構成されています。
 「地産地消」は、2階のフリールームに北山杉と桧をふんだんに使用し、一部の壁に珪藻土を使用しています。フローリングは桧で敷き詰められ、腰壁や間仕切りなどに北山杉が使われています。中でも間仕切りには面皮柱が使われるなど、北山丸太の新しい使い方の提案も込められています。
 そして「永住」のために、制振工法による耐震性の確保、シックハウス症候群を生まないための有機化合物の排除、フレキシブルに間取りが変えられる空間など「長く快適に住まう」ための様々な要素が盛り込まれています。また、リビングは北欧の住まいづくりに学ぶスタイリッシュで快適に過ごせるための空間づくりが施されています。
 多様化しつつあるライフスタイルと健康志向。そしてこだわり志向。市場に供給される建売住宅の質は確実に向上しており、「不動産+質の高い自分の生き方にあった住まい」が選択できるようになりつつあります。

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