住文化の蓄積した京都から、新しいまちなか住居をデザイン・発信するとともに、
循環型地域経済に寄与する住宅供給モデルの構築を目的に実施している「京都まちなかこだわり住宅」設計コンペでは、
昨年末から一次審査であるプロポーザルを全国の建築家に募集しておりました。 今年1月20日に締め切り、一次審査を行い、設計提案を行う最終審査に進む5組の設計提案者を選定いたしました。 今後、この5組の設計提案者とともに、地域住民や伝統産業、建材生産者、京都のまちづくりのリーダーの方を交え、ワークショップなどを開催し、 これからの京都の「まちなか」に暮らすための「こだわり」住宅の具現化を進めていきます。 本コンペの今後のスケジュールは、下記の通りで進めて参ります。 ※本取組は、「平成17年度全国都市再生モデル調査」に採択されています。 ※本コンペの最優秀賞の提案は、モデルハウスとして実際に建築します(京都市東山区に予定) 1.選ばれた5組の設計提案者(50音順) ・魚谷 繁礼 28歳 他2名(現代京都都市型居住研究会・京都市) ・大野 鶴夫 55歳 他3名(一級建築士事務所大野アトリエ・大阪市) ・北澤 嘉浩 46歳 他3名((有)ウィズ・アンド・パートナーズ・大阪市) ・野原 卓 30歳 (東京大学国際都市再生研究センター・東京都) ・松尾 大地 36歳 他1名(松尾(株)松尾大地建築事務所・京都市) 2.今後のスケジュール (1)説明会+学習会 ・日 時:平成18年2月16日(木) 午後6時半〜 ・場 所:ひと・まち交流館 京都 地下1階 京都市景観・まちづくりセンター ワークショップルーム ・内 容:目録等の授与 コンペの趣旨、スケジュール等の説明 学習会(京都の住まいのデザインについて、北山杉等京都の山について、伝統産業について 他) ・参加者:設計提案者 5組 講師(北山杉生産者、伝統産業従事者 他) 審査委員、運営委員 ※ 関係者のみの参加となります。メディアの取材はお受けします。 (2)ワークショップ ・日 時:平成18年2月22日(水) 午後6時半〜 ・場 所:ひと・まち交流館 京都 地下1階 京都市景観・まちづくりセンター ワークショップルーム ・内 容:「京都らしい住まいとは」「循環型経済に貢献する住まいづくりとは」をテーマに開催 ・参加者:設計提案者 5組 地域住民 伝統産業関係者 北山杉等建材製造関係者 まちづくりリーダー 行政関係者 審査委員、運営委員 ※ 関係者のみの参加となります。メディアの取材はお受けします。 (3)設計提案の受付(〜3月17日(金)) (4)審査会 ・日 時:平成18年3月26日(日) 午後2時〜5時(予定) ・場 所:ひと・まち交流館 京都 地下1階 京都市景観・まちづくりセンター ワークショップルーム ・内 容:5組の設計提案者が提出した設計提案の審査を行い、最優秀提案を1点選出します。 審査は審査員による公開投票で行います。 ※ どなたでもご覧いただけます。 3.参 考 ■主催等 主催 都市居住推進研究会 (財)京都市景観・まちづくりセンター 後援 京都市 (社)京都府建築士会 (社)都市住宅学会関西支部 京都北山丸太生産協同組合 京北銘木生産協同組合 協力 建都住宅販売(株) ■コンペの趣旨 京都は歴史文化都市として、数多くの世界に誇る歴史的文化遺産を擁しています。 しかしその反面、1200年にわたる都市であるが故に細い道路、それに面する狭小間口の住戸、高密の木造市街地、複雑な権利関係、 といった住まい・まちづくりに関する難しい課題を抱えている都市でもあります。 一方、近年多くのメディアにも注目されるようになってきている「京町家」は、京都の住文化を具現するものと言えます。 しかし、地域経済の衰退や住宅産業の変化、少子高齢化など京町家をとりまく社会的状況が変化し、 さらに建物の老朽化やライフスタイルの変化に対応しきれないなどの個別事情も加わって、京町家が形成する京都のまちなみも維持しきれない状況になってきています。 このように、京都の住まい・まちづくりは、先人が築いてきた住文化を継承するには、社会・経済的に様々な課題を抱えていると言えます。 「京都まちなかこだわり住宅」は、京都の住まいを京都の材料・職人でつくり、供給することで、京都の地場産業の振興、担い手の育成等、意識的に地域の産業連関を築き、 そしてそこから良質な都心部のまちづくりにつながることを目指すモデル的なプロジェクトです。 そこで、本コンペにおいては、「京都まちなかこだわり住宅」の構築に向けて、建築家の参画を得ながら関係者が協働関係を構築するとともに、 これらの仕組みづくりに取り組み、具体的な住まい像の構築とともに、モデルハウスづくりを実施するものです。 なお、本コンペは平成17年度全国都市再生モデル調査に採択されており、京都における住まいづくりの提案に留まらず、全国のモデルとして発信していきます。 ■審査委員及び運営委員 【審査委員】 ・審査委員長:巽 和夫(京都大学名誉教授、都市居住推進研究会会長) ・審査委員 :高田光雄(京都大学大学院教授/都市居住推進研究会運営委員) :吉村篤一(建築家/建築環境研究所代表) :井上誠二(建都住宅販売(株)代表取締役/都市居住推進研究会運営委員) :西村孝平((株)八清代表取締役/都市居住推進研究会運営委員) :奥 美里((財)京都市景観・まちづくりセンター事務局次長) 【運営委員】 ・安枝英俊(京都大学大学院 助手) ・所 千夏(アトリエCK) ・荒木公樹(空間計画) ・都市居住推進研究会(大島) ・(財)京都市景観・まちづくりセンター(谷口、森川) ■お問い合わせ 都住研事務局 または (財)京都市景観・まちづくりセンター(担当:谷口、森川) 〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1 『ひと・まち交流館 京都』地下1階 TEL:075-354-8701 FAX:075-354-8704 E-MAIL:machi.info@hitomachi-kyoto.jp URL:http://machi.hitomachi-kyoto.jp |
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