定例会のお知らせ


第74回 都住研定例会のご案内

 都住研が2018年から取り組んできた中堂寺前田町路地再生長屋プロジェクト。これは都住研が1994年の発足時から取り組んできた「路地・細街路」の原点に返りつつ、現代の都市課題を新たに加えた再生案を結実させたものです。
 今回の検討は京都市によるケーススタディの研究会に端を発しています。市内には同様な再建築不可の路地が無数にあり、それらの再生に向けたモデルとなり、再生のヒントを得られることを当初から期待していました。
 時間と労力をかけて2023年12月に竣工することができました。防災性の向上や住宅供給の可能性等が高く評価され、2025年度日本不動産学会「業績賞・国土交通大臣賞」、第3回国土交通省「価値を共創する不動産アワード 優秀賞」を受賞しました。
 低くないハードルおよび輻輳する問題を有するプロジェクトであったが故に、本プロジェクトは個別解もしくは特殊解とみられがちであります。しかしそれでは本プロジェクトが当初から抱えていた使命を果たしたとはいえません。

 そこで、今回の定例会では個別解で終わらせないためのエッセンスを抽出し、それを整理する機会とします。

日時2025年10月25日(土)18:30〜20:30(18:00開場)
場所:京都市景観・まちづくりセンター ワークショップルーム1(https://hitomachi-kyoto.jp/accsess

テーマ徹底解剖!中堂寺前田町路地再生長屋プロジェクト!−「ああ、あれは個別解だよ」と言われないために−

1)話題提起@「京都の路地入門編」(15分):森重幸子(都住研)
 ・京都の路地の類型、保全・再生手法
 ・中堂寺の位置づけ

2)話題提起A「中堂寺前田町路地再生長屋プロジェクトの概要」(15分):大島祥子(都住研)
  ※1)2)ともに提供資料あり

3)パネルディスカッション(60分+質疑20分)
 コーディネーター:大庭哲治さん(京都大学大学院工学研究科 都市社会工学専攻 都市基盤システム工学講座 教授)
 パネリスト:扇沢友樹さん((株)めい 代表取締役)
 田中和彦さん((一社)京都府不動産コンサルティング協会理事長/潟Rミュニティ・ラボ)
 相馬美津子さん((一社)尼崎家守舎代表理事/尼崎市役所)

 前席スタンバイ:西村孝平さん(事業主)、魚谷繁礼さん(設計者)、上原智子さん(許可者:京都市建築指導部長)

参加費 1000円(都住研会員は無料)先着50名
 定例会へのご参加は、会員の方に限らずご参加いただけます。

※お申し込みは、メール(office@tjk-net.com)にQR cord
         タイトル:都住研定例会参加、
         本文:1)お名前 2)所属 3)連絡先(メールアドレスあるいは携帯電話)
        または右のQRコードからご連絡ください。

※お問い合わせ:都住研事務局(大島祥子)

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