定例会のお知らせ


第25期 都住研総会 と 第66回 都住研定例会のご案内

 晩秋の候、ご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は都市居住推進協議会の活動にご協力・ご参加賜り、ありがとうございます。下記の通り、第25期総会及び第66固定例会を開催いたしますので、ふるってご参加ください。
 京都市内では近年、遊休不動産をリノベーションして民泊・簡易宿所として営業するものが急増した。今年の6月15日に民泊新法が施行され、これを受け、京都市においても住宅宿泊事業施設の適正な運営等にかかる独自の条例及びルールが策定された。加えて10月1日から宿泊税が課されるなど、市内の宿泊環境を取り巻く状況は変化してきでいる。
 民泊は条例を受けて認可数は伸びなかったものの、簡易宿所は変わらず増加の傾向があるが、ホスト不在の民泊に適用されている「駆けつけ要件」が2020年4月から簡易宿所にも適用されるなど、簡易宿所を取り巻く環境の変化も予測される。
 これまでメディア等では地域コミュニティと民泊・簡易宿所との軋轢が度々報じられるなど、不安要素として捉えられる一方、空き家等活用する手段であるとともに老朽建築物の耐久性を向上させる機会にもなっている。また、地域と事業者の風通しを良くし、地域の商業とも連携することで民泊・簡易宿所と積極的に共存することを模索する地域も出てきている。民泊や簡易宿所は効用を頭で理解しつつも目下の不安が先立つ存在であると言える。
 一方、ヤミ民泊を含めた短期的なトラブル緩和だけでなく中・長期的に眺めた際、住宅が事業用途となることで人口減少に拍車をかける要因になってしまったり、所有者と利用者ともに顔の見えない関係が広がること、地域の事業者の活躍の場が減少することは、交流機会の増加や経済効果が見込めつつも京都のまちづくりを考える上で課題でもある。
 そこで、今回の定例会では、遊休不動産をリノベーションして宿泊施設を経営・運営するお ニ方に京都の宿泊事情について話題提起いただき、現状を共有しながら、京都のまちづくりと 不動産事業、都市計画について意見交換を行う。

日時平成30年12月6日(木) 18:30〜20:30
場所:ひと・まち交流館 京都 地階 京都市景観・まちづくりセンターワークショップルーム(http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

内容:18:30〜 (1)都住研第25期総会
   19:00〜 (2)第66回定例会

テーマ:民泊・簡易宿所は京都の毒か薬か?
     −京都の魅力継承を願う投資家の立場から−

     蛮子投資集団株式会社 代表取締役 張 ー凡 氏

     −簡易宿所の運営の立場から−
     株式会社トマルバ 取締役 山田 真広 氏

1. おニ方による話題提起

2. 意見交換
 コーディネーター:高木 伸人(都住研 事務局長)
 コメンテーター :高田 光雄(都住研 会長/京都美術工芸大学 教授・京都大学名誉教授)

参加費 500円 定員50名「都住研会員 無料」 お誘い合わせの上ご参加ください。
 定例会へのご参加は、会員の方に限らずご参加いただけます。
 お申し込みは、下記事務局へメールにてご連絡ください。
 <12月2日(日)までにお願いいたします。>

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