定例会のお知らせ


第63回 都住研定例会のご案内

 2007年の新京都市景観政策以降、新築分譲マンションの供給は減少しているとはいえ、いまだ少なくはない数で供給が行われている。折しも宿泊施設建設が続く中、都心部では地価の高騰が続き、分譲マンションが分譲されても庶民にとって「高嶺の花」である、とりわけセカンドハウス等としての居住者はまちづくりの担い手にもなりにくい。一方、京都市内における空き家は約14%と言われており、高経年物件を中心に分譲マンションの空き住戸も少なからず存在している。
 新景観政策により建物高さがオーバーするマンションは、既存不適格建築物となったが、現実問題として建て替えを前提とすることは難しく、維持管理を適正にしながら、長く使い続けることが大前提となろう。折しも、国によりストック政策が進められており、これらはこの文脈に合致することとも言える。では、例えば新たにマンションを供給しない京都のまちづくりは、どのようになっていくのだろうか。どのような影響があり、どのような効果があるのか。
 第63回定例会では、「京都に新築分譲マンションがもう必要ない」と考える論拠と、これにより目指すまちづくりについて意見交換を行う。

日時平成29年7月28日(金) 18:00〜
場所:ひと・まち交流館 京都 地階 京都市景観・まちづくりセンターワークショップルーム(http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

テーマ:京都に新築分譲マンションは要らない!? 〜京都の住宅・不動産市場を展望して

1. 講演
   高田 光雄 氏(京都美術工芸大学 教授)
   「京都に新築分譲マンションがもう必要ない理由」

2. パネルディスカッション
 パネリスト
   高田 光雄 氏(京都美術工芸大学 教授/京都大学名誉教授)
   井上 誠二 氏(建都住宅販売(株) 代表取締役)
   辻本 尚子 氏(みやこ不動産鑑定所 不動産鑑定士・税理士)
   魚谷 繁礼 氏(魚谷繁礼建築研究所 建築士)
 コーディネーター
   高木 伸人 氏(都住研 事務局長)

参加費 500円 先着50名 「都住研会員 無料」 お誘い合わせの上ご参加ください。
 定例会へのご参加は、会員の方に限らずご参加いただけます。
 ご参加いただける場合は、下記事務局へお申し込みください。
 <7月25日(火)までにお願いいたします。>

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