定例会のお知らせ


第22期 都住研総会 と 第61回 都住研定例会のご案内

 京都市内の都心4区には幅員4m未満の路地が約4,000本存在しており、再建築不可の敷地も数多く存在している。かねてから、これら路地は火災時の延焼や地震時の倒壊など防災上の課題などが指摘されてきた。都住研も、これらの問題提起と更新に関する手法の提案を行うことを目的に、発足した。しかしながら、近年はこれら路地への評価が変化してきている。昔ながらのコミュニティが色濃く残る路地では活発な防災活動が見られたり、様々な都市居住の知恵が凝縮されている。さらに町家や長屋のリノベーションへの関心の高まりから、若者の移住や事業物件の進出も見られ、京都市による空き家の利活用活動や細街路(路地)対策も進められている。つまり、未来の京都のまちづくりを見つめる上で、重要なファクターとして存在感を増している。
 そこで都住研では、設立20周年記念事業として小委員会を発足し「空き家・路地の積極活用によるまちづくり」を検討テーマとして研究を進め、京都市内の路地について、「景観」「防災」「コミュニティ」「歴史・文化」の視点から路地の「見える化」を行うシートを開発した(試行版)。また、京都のまちづくりを考える上で学ぶべきエッセンスを備える路地を独自の視点で評価した「路地21選」の選定を行った。
 第61回定例会ではこれらの成果を報告するとともに、京都市内の路地の特徴を改めて見つめ、未来のまちづくりを見据えるパネルディスカッションを行う。

日時平成27年11月24日(火) 18:00〜20:00
場所:ひと・まち交流館 京都 地階 京都市景観・まちづくりセンターワークショップルーム(http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

内容:18:00〜 (1)都住研第22期総会
   18:30〜 (2)第61回定例会
     お披露目します、都住研開発!路地診断シートと路地21選

テーマ:多様な京都の路地、未来に向けて更新された路地(仮題)
講師:魚谷 繁礼 氏(魚谷繁礼建築研究所代表)

パネルディスカッション
   高田 光雄 氏(京都大学大学院工学研究科 教授)
   西村 孝平 氏((株)八清 代表取締役)
   文山 達昭 氏(京都市都市計画局まち再生・創造推進室密集市街地・細街路対策課長)

参加費 500円 定員50名 「都住研会員 無料」 お誘い合わせの上ご参加ください。
 定例会へのご参加は、会員の方に限らずご参加いただけます。
 ご参加いただける場合は、下記事務局へお申し込みください。
 <11月20日(金)までにお願いいたします。>

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