定例会のお知らせ


第20期 都住研総会 と 第56回 都住研定例会のご案内

 「フローからストックへ」といわれて久しく、良質なストック整備を進める「長期優良住宅」の普及も進みつつあります。そして、京町家をはじめとした木造家屋やオフィスビル、マンションのリノベーションも進められており、ストックを現代的生活に見合う快適性を備え、かつ文化・歴史的な文脈をもたせた利用が各所で見られるようになっています。
 これと並行して、ストックとして活用する建物のもつ顕在的・潜在的価値にも注目されるようになってきています。つまり、住み継ぐ価値をどのように見いだすかが、ストックとして活用する重要なポイントとしてあげられます。
 一方、京都の路地奥の長屋に象徴されるように、豊かなコミュニティが今なお受け継がれている建築ストック群も存在しますが、しかしがなら防災等既存不適格建築物の問題が存在しています。
 このように市内には防災上課題があり、また更新していくうえでも大きなハードルを抱える地区が散見します。そしてこれらは細分化された土地所有者により資産として保持されており、「連担建築物設計制度」(第86条第2項)などが手法として構築されていますが、実施例は多くはありません。行財政が厳しい昨今、これらの環境整備を行う事業に対して、行政の腰は軽くありません。
 既存ストック、なかでもハード側面に課題があるストックに対して、コミュニティや歴史・文化などの良質なストックを生かしつつ、耐震性や避難経路など安心・安全上で課題のある環境を改善していくことが、京都の市街地を取り巻く課題であるなか、これを解決していく手法はあるのでしょうか。民間の取り組みを後押しするファイナンスの整備は進むのか。全国で取り組まれた同様な開発の事例を学びつつ、都心部、そして郊外部の土地更新のあり方を見据えたうえで、考えます。

日時平成25年9月13日(金) 18:00〜20:30
場所:ひと・まち交流館 京都 地下1階
   財団法人京都市景観・まちづくりセンター ワークショップルーム(http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

内容:18:00〜 (1)都住研第20期総会  18:30〜 (2)第56回定例会

テーマ:既存不適格、違反建築に生き残る道はあるのか?
     〜ゲーテッド・コミュニティによるタウンマネジメントの提案〜

講師:竹井 隆人 氏((株)都市ガバナンス研究所 代表)

参加費 500円 定員50名 「都住研会員 無料」 お誘い合わせの上ご参加ください。
 定例会へのご参加は、会員の方に限らずご参加いただけます。
 ご参加いただける場合は、下記事務局へお申し込みください。
 <9月10日(火)までにお願いいたします。>

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